世界に一つだけの花とオンリーロンリーグローリー

世界に一つだけの花、この歌は割と賛否両論があって、でもやはり普通に良い曲だと思うんですが、批判意見の出た原因として、切り取り方が悪かったかな〜、という風に思うことがあります。
批判意見の中で、一番多いなぁと感じたのが「奇麗事」という意見。言われて見ればそんな気もしないではないですね。

ではどうやって表現すればよかったのか、と自分なりに考えてみたのですが、その、

『オンリーーワンになる過程』

がもっと書き込まれていたら、そういうものもより少なかったんじゃないかなと思います(最も、そこまで書いてたら容量オーバーになってたとも思うけれど)。

で、そこでオンリーロンリーグローリーを考えてみましょう。

僕ねー、最初聴いた時オンリーロンリーグローリーって世界に一つだけの花の逆のことを言ってるのかと思ってて。トロフィーとか出てきますし。けれど、実は殆ど一緒の歌で、なんていうかこう、世界に一つだけの花よりもずっと内面に向かってるという感じです。
どちらも一見結構奇麗事感はあると思うんです。最後ハッピーエンドになってるあたりは奇麗事かもしれないですが、しかしそういう次元の問題じゃないと思います。

ちょっと思い出したんですが、中学の時の理科の先生がこの歌に関して

「まだ花屋にすら並んでいない」

てな事を何かしらの機会に冗談ぽく言ってたんだけど、言ってる事の本当の意味に最近ようやく気が付いたというか、ああ、やっぱあの先生凄かったんだなと。

要するに…。花屋に並ぶまでがどれだけ大変かって事だよね。その、とんがらせるというか、いかに自己の本質とシンクロするか。

世界に一つだけの花は、それを種を育てると、オンリーロンリーグローリーはそれを本当の自分と出会うという、ということで表現したんだと思う。(そこに実は狭くて深い溝が在るような気がするのだけど、それはまた別の機会に)
どちらも結構な紆余曲折が基盤に在る。

なんか個性ある物って馬鹿にされたりするけれど、輝いてる気がします。最近感じたのが、「ブサンボマスター」。はねとびで、サンボマスターがパロられてます。
けどね、俺あれ見てあんまり怒りとか感じませんでした。それは、何でかなと思うけど、彼らの思想、性格、そして音楽を聴いた限りでは、やっぱりそういうものがどうでも良くなってくるというか。やっぱ、山口さんの熱量は眩し過ぎるほど高いからでしょう。

人それぞれ考え方はあると思います、NO1にならなきゃいけないと本当に感じる人にはこちらも何もいえないけど、とりあえずうわべだけを撫でて評価されるような曲じゃないなと思っています。

余談…

 さい  はーてかーら こえーがーするー

せーかいーにひーとーつ だーけーのはーなー

ってちょっと似てない?(笑)ほんのちょっとw

世界に一つだけの花 オンリー ロンリー グローリー