2008-01-01から1年間の記事一覧

5か月空くのはさすがにあかんやろー、忙しさは言い訳にならんやろーとか思い、書きますw 近頃(というか当初から)カタいものばかりだったのですが、ちょっとこういうのばかり書いてると自分の中のハードルが上がってくるもので、それに対して果敢に挑戦す…

30000pv

自分で踏んだというw ここのところ学校のサークル活動*1が忙しくて記事書いたりができないのですが、それでも日々の中で詞について思いをめぐらしたり、目の前にあるものが結びついて見えたりすること、これまで通りよくあります。何はともあれライフワーク…

女の子と弱い男の子のための唄

「老」「若」「男」「女」によって、歌の響き方(=享受形式)は異なる。もちろんバンプに限ったことではないが、今回男子と女子の享受形式の差異について思うところがあったので書き留めておく。 ここでの「響き方が違う」ということはどういうことか。一言…

結局「ギルド」は加藤を助けらんなかったわけだよなー

そんな当たり前のことをタイトルにしても。6月8日の秋葉原での連続通り魔事件の実行犯が、bbsにギルドの一部を抜粋して書き込んだという件について。 書き込み、事件発生からもう2ヶ月が経つ。*1事件にコメントすること自体がいまさらだし、その中でも、…

6/22日の記事について

プレゼント、「嫌いだ 全部 好きなのに」についてに対して、以下のようなコメントをいただきました。 通りすがり 2008/07/11 22:06 素直に聴けば、「嫌いだ 全部 好きなのに」の「全部」は、自分の全部とは考え難いかと思います。自分と考えるより君のと考え…

飴玉あげる

ヴェルタースオリジナル. なぜなら,彼もまた,特別な存在だからです。

プレゼント、「嫌いだ 全部 好きなのに」について

BUMP OF CHICKEN「present from you」収録の「プレゼント」の歌詞解釈(整理)について。 当初は「これほんとに9年前の歌詞か〜?」とか思ってたんですが(笑)、詞の内容についてはだんだん合点がいき始めたところです。 歌詞は個人的にはすっと入ってきたの…

追記

中々忙しいのです。でもぽつぽつ投下していければなと。 また、先日の通り魔事件についてはいろいろと考えさせられる所がありましたが、どのような視点でもってこれを考えるべきなのか判断しかねていますし、あえて言及すべきことでないような気もします。し…

「生と死」から「世界と実存」へ

「ユグドラシル」が「生と死」を主題に据えた作品なら、 「orbital period」は「世界と実存」のアルバムと言える。 どちらも、「線を引き」、すなわち、2項対立を用いて、〈個〉のありようを描く。また「『生』と『死』」も、「『世界』と『実存』」も、い…

ライオン

ライオン 「王様気分につき合わされるのはごめんだな」 小此木啓吾は、現代人は自己愛を互いに傷つけないようにして自己愛のカプセルの中で暮らしているようなもの、と述べているが、ライオンのこの一言はその間逆の性質をしめしている。さらに言えば森のコ…

2人の家来について 王様の宝物をガラクタと呼ぶ視点で見るならば、「2人の家来」は「単なるおもちゃ」となるだろう。「王様」が、幼児的自己愛のもと勝手におもちゃを家来と見做してるだけ。フロイト心理学的に言えば、ナルシスティックエクステンンションと…

飴玉の唄 解釈

飴玉の歌について。「神様」と「飴玉」のメタファーについて書き出してみよう。 ・・・・ 神様 「神様」 A.個人の生では及び得ないような「彼方」に及びえている存在のメタファー(空間的無限者) B.個人の生を超えて「過去」からずっと「未来」まで続く存…

条件付き承認は不承認である

初めてタイトル聴いたとき、今日5月1日のことだと信じて疑わなかった(笑)だって「労働者」の「祝日」でしょー、まさに「人間という仕事」の同業者組合(=「ギルド」)に属する人たちにとっての「ホリデイ」じゃん。しかもこれって原理的に矛盾してること…

「応答願ウ」voyagerについて

一人きりで暗い宇宙を旅するvoyager、「彼」に寂しさを感じる、共感する。結構。 でも「それ」は、 音ヲ繋ギメロディーヲ送ル という行為をしているだけに過ぎないのかもよ。ほんとにそのうたが、voyagerが「心」を持つ事の明証足りうるか?そこに「機械」が…

冠=王様の自己愛の象徴 これを置くということは、肥大化した自己愛をいったんは放棄するということである。こうして王様は森の動物たちと交流し、コミュニティを形成することが可能となった。 肥大化した自己愛を放棄して〈社会〉形成が可能になる一方で、…

王様について

ひとつのテキストにまとめ上げる能力と時間がまだ僕に無いので、部分部分で小出しにしてきます。その際、他の文脈からの引用が多くなると思いますが、ひとえに僕の怠惰です。既存の概念に載せて作品を解釈することは、効率的ではあるかもしれないが本義から…

時間/空間

「時空」という言葉は字面からすれば時間と空間の両者について言及した語だと考えられるけども、実際の日常言語においては専ら前者のみを喚起してるように思える。真木悠介「時間の比較社会学」(岩波現代文庫)の序章でも、「人は自分の生が時間的に無限で…

寺山修司

一人でかくれんぼをしようと思ったら、鏡を相手にすればいい。こっちが目かくししているまに、もう一人のわたしが鏡の中にかくれる。手をほどいて「もういいかい?」と言うと、鏡の中から、「もういいよ」と言う声がきこえてくるだろう。 (寺山修司「赤糸で…

「記憶と引き換えにして」

その涙と引き換えに その記憶と引き換えに この唄と引き換えに 僕らは行ける ここでは辛い思いや何かを切り捨てた過去「の記憶」が前進を可能にしている。 もし過去は現在と不可分であるという立場を取れても、彼にとっては過去が「僕」を支えることは無い。…

「飴玉の唄」のよくわからないところその1

168 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2008/04/11(金) 17:20:35 id:CHc7opZU 「勝てない神様」のはずなのに「全てに勝つよ」ってのが凄く謎なんだ 勝てない神様に勝っちゃうんだよな?この矛盾がすんげー引っかかる 不死=無限の象徴の神様に対して、…

今後の方針

基本的に2年前と変わらず。変わらず、というのは特に読者を思いやることなく、自分が読んでそれなりに分かることばで書く、という意味で。 ただ、タイトルに「〜ひとりごと〜」みたいなの付けました。 「ひとりごと」を聴いて(オピピリのね)、少しいやらし…

続・おひさしぶり

おおよそ1年振りに書きますね。無事に俺の受験は終わってたりするんだ。そう、これが合格って奴ですよ・・・(喜) そんなわけで、このさしておもしろくもないネタが僕の復帰第一声ということになった(村上春樹ふうに) はい、何とか後期日程で都内の国立大学…