2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「応答願ウ」voyagerについて

一人きりで暗い宇宙を旅するvoyager、「彼」に寂しさを感じる、共感する。結構。 でも「それ」は、 音ヲ繋ギメロディーヲ送ル という行為をしているだけに過ぎないのかもよ。ほんとにそのうたが、voyagerが「心」を持つ事の明証足りうるか?そこに「機械」が…

冠=王様の自己愛の象徴 これを置くということは、肥大化した自己愛をいったんは放棄するということである。こうして王様は森の動物たちと交流し、コミュニティを形成することが可能となった。 肥大化した自己愛を放棄して〈社会〉形成が可能になる一方で、…

王様について

ひとつのテキストにまとめ上げる能力と時間がまだ僕に無いので、部分部分で小出しにしてきます。その際、他の文脈からの引用が多くなると思いますが、ひとえに僕の怠惰です。既存の概念に載せて作品を解釈することは、効率的ではあるかもしれないが本義から…

時間/空間

「時空」という言葉は字面からすれば時間と空間の両者について言及した語だと考えられるけども、実際の日常言語においては専ら前者のみを喚起してるように思える。真木悠介「時間の比較社会学」(岩波現代文庫)の序章でも、「人は自分の生が時間的に無限で…

寺山修司

一人でかくれんぼをしようと思ったら、鏡を相手にすればいい。こっちが目かくししているまに、もう一人のわたしが鏡の中にかくれる。手をほどいて「もういいかい?」と言うと、鏡の中から、「もういいよ」と言う声がきこえてくるだろう。 (寺山修司「赤糸で…

「記憶と引き換えにして」

その涙と引き換えに その記憶と引き換えに この唄と引き換えに 僕らは行ける ここでは辛い思いや何かを切り捨てた過去「の記憶」が前進を可能にしている。 もし過去は現在と不可分であるという立場を取れても、彼にとっては過去が「僕」を支えることは無い。…

「飴玉の唄」のよくわからないところその1

168 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2008/04/11(金) 17:20:35 id:CHc7opZU 「勝てない神様」のはずなのに「全てに勝つよ」ってのが凄く謎なんだ 勝てない神様に勝っちゃうんだよな?この矛盾がすんげー引っかかる 不死=無限の象徴の神様に対して、…