孤独論、「本当の孤独」に対する個人的見解

そしてその身をどうするんだ 本当の孤独に気付いたんだろう

オンリーロンリーグローリーの述べる「本当の孤独」とは一体何ぞや。
人それぞれ孤独(言葉)の定義の違う事は承知ですが、別に寂しい辛いと感じる事が「孤独」と言う言葉の必要条件になるのではなく、孤独とは単に状況を表す言葉だと思います。それに対してセンチメンタルあるいは憧れに似た気持ちになるというのは、そういう捉え方もあるのでしょうが、少し違和感があります。ていうか、今現状で世界の誰もがもれなく孤独なんです。と思います。

常に人間は孤独で、中々それに気が付けないだけなのではないでしょうか。何らかのきっかけでそれに気付いた時に、勝手に寂しさを感じていただけな訳です。例えば口論、あるいは仲間外れ。裏切りでもなんでもなくそれはもともとそうだっただけなのだと僕もそう思います。

群れから離れた一匹狼は、孤独を感じるでしょうか。間違いなく感じないでしょう。だが間違いなく孤独です。人間としたは孤独と名付けたい。

しかし、彼は生きるために群れを離れたに過ぎなく、彼に対して人間の知性が勝手に「1匹狼」と名付けたに過ぎないのです。

群れの1固体1固体もある意味では孤独では無いのでしょう。しかしそもそも「1匹狼」なんて変な表現で、じゃあ「3匹狼」居んのかよ、って話で。ケルベロスですか?(笑)。
「1匹狼」が集まって群れを成していて、そういう意味で誰もが孤独な訳です。
さらに言えば、彼らは群れる為に群れるのでなく、生きるために群れていると言う事も特筆です。



とにかく、孤独=一人でいる状態、というのが一番シンプルでディープな様に思えます。それが良いことか悪いことかは個人個人で決めることでしょう。

ひとはだれでもいつでもひとり

なのだと思います。