「花はどこに咲いているか」という本について

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483556880X/tukitotaiyo-22/250-3510614-0583406
前々から存在は知っていたのですが、なかなか読む機会が無くて。
でも色々とネットサーフしてたら内容に関して中々面白い記事を書いてくれてあったブログが幾つかあって、ちょっとコレは注文でもしてみようかしらと考えていたりします。
http://d.hatena.ne.jp/trouble/searchdiary?word=BUMP+&type=detail
物凄く興味をそそられる原因となったのがこのレビューでした。後半部のコブシ・テノヒラ理論の所は実に興味深かったです。堪え切れず掲げた拳、それは次第に嵐の中でやわらかく解かれ、暗闇の中で見えなくなってしまった物を手探りで探る事になるのかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20050403
ここでもこの本に対する内容が述べられています。
そう、名前…。以前ここでも的を射ていないテキスト(http://d.hatena.ne.jp/rslog/20050411/p1)ですがそれとなく取り上げた事があって、やはりBUMP OF CHICKENに於いて「名前を付ける」という概念は「存在」と深くかかわってくるので重要である項目であると再確認しました(スピッツもARTにも出てくるんですよねこの概念、というか詞は)。

http://d.hatena.ne.jp/JackSpirit/
こちらは筆者の西元 和夫先生のブログです。なにやらどこかの大学の講師をなさっているらしく…。「jupiter」はおろか「ハルジオン」の段階でこの著作を残せるまで深く潜れるとは、やはり学者はちがうなぁと思いました。小沢健二の所では旅の事について書かれているし、ロストマンという大作を先見していた感さえ見受けられます。
逆に言えば学者に解釈されるということはつまり、BUMP OF CHICKENは時代の長物である面が多いのかも知れないなとも。思います。おそらく先生は自分の理論体系をバンプオブチキンにあてはめてる面が多いわけであって、とするならばモーツァルトビートルズの持つ様な「オリジナル」としての存在感は次第に薄れ、僕の知らないフォークブームGSブームと同じように、こういう内省メッセージ系の音楽その筆頭のバンプオブチキンは時代に飲み込まれて行ってしまうのではないかという危惧は、以前あったものからさらに少し強まります。(BUMP OF CHICKENと時代についてはhttp://d.hatena.ne.jp/rslog/20050418/p1

こういうレベルの高い解釈・考察を見ると頑張らなきゃなと思います。